マシニング加工とは、マシニングセンタ(MC)を使用し材料を切削する機械加工の一種です。中ぐり、フライス削り、穴あけ、ねじ立て、リーマ仕上げなど多種類の加工を連続で行えるNC工作機械で、それぞれの加工に必要な工具を自動で交換できる機能を備えています。機械の軸構成によって横形、立て形、門形など各種のマシニングセンタが使われています。
高杉マシンテックでは10台のマシニングセンタを所有し、2020年8月には最新の設備(森精機:NVX7000)を導入し、最大1540mm×760mm、今までより大きなサイズの製品を加工できるようになりました。
材質は一般的なアルミ、鉄、ステンレスをはじめ難削材、硬材にも対応可能です。
ワイヤーカット加工とはワイヤー放電加工機を使用し、ワイヤーに通電させながらブロック金属を切断する加工です。電気による放電エネルギーを利用して加工を行い、放電を行う電極の形状により形彫り放電加工機とワイヤ放電加工機に分けられます。ワイヤー線に電流を流し、熱で金属を溶かしながらカットするため、ワイヤー線が金属に接触はしません。
ワイヤーカット加工は、通電性のある金属であれば、硬い金属でも切断可能で、高杉マシンテックでは一般的な材質のほかに、磁力が発生して加工が難しいとされているマグネットなどの特殊金属の加工も可能です。また、上下の形が異なる形状(上下異形状)の加工も可能です。
旋盤加工とは機械加工で行われる切削加工の一種で、工具を固定して工作物を回転しながら工具に充てることで旋削していく加工です。旋削加工では、母材として丸棒、四角棒、六角棒の三種類が使用されますが、主にに丸棒を使用して加工します。高杉マシンテックでは、シチズンマシナリのNC放盤機を始め汎用旋盤器を用意し、コンピューターによる大量加工から、熟練工のスキルを活かした小ロット、試作のご注文も承っております。
3次元測定器とは製品の形状を立体的にとらえ、3次元の座標であるX軸、Y軸、Z軸を検出し、様々な測定を行うことができる測定器です。
ノギスやマイクロメーターを利用した測定方法の場合、測定担当者のスキルや測定工具のバラつきにより制度に問題が出るケースがありますが、三次元測定機を使用すると立体的に正確に測ることが可能です。また直接測定が難しい形状や深部の測定も、三次元測定機では可能となります。
なお、当社の3次元測定器(東京精密/XYZAX mju)による検査は、サイズ560×460×410まで対応することが可能です。